日本の銀行の特徴のひとつに、メインバンク制度がある。メインバンクとは、企業が預金をしたり融資を受けたりする際に、もっとも主要な役割を果たす銀行を選び、その銀行と優先的に取り引きするシステムを意味する。たとえば、企業が融資を必要としたときには、まずメインバンクに相談する。両者の取引関係が深ければ深いほど、銀行の審査基準は緩くなる傾向にあり、企業は比較的に容易に融資を受けられる。また、その企業の経営が危なくなったとしても、「日ごろのご愛顧」に応える形で、銀行が再建に協力してくれるケースもある。このメインバンク制度によって、企業と銀行とのあいだにもちつもたれつの親密な関係ができあがり、日本経済の発展につながった。企業はお金の。貸し手を求め、銀行は融資先を求める。いかにも日本らしい制度だ。
米国の制度改正は、米国民のサプリメントの使用を促し、サプリメント企業の隆盛をもたらしました。また、そうした米国企業の日本への進出と規制緩和の流れの中で、日本でもサプリメントをどう扱うかの見直しが行われ、厚生労働省は二〇〇一年四月、それまで厳しく規制していた錠剤、カプセル形状の健康食品・サプリメントを認めるに至りました。こうして、今日、日本の市場には、街角のコンビニに至るまで、錠剤やカプセル形状の健康食品・サプリメントが豊富に出回るようになったのです。なお、サプリメントには、ハーブなどのように、必ずしも栄養素の補助を目的としないものもあるので、「栄養補助食品」という言葉より「健康補助食品」のほうがふさわしいという意見もあります。「栄養」「健康」のいずれにしても、サプリメントの役割はそれらの「補助」、すなわち「補う」ことにあるということを最初に知っておくことが大切です。「補う」ものである以上、サプリメントは毎日の食事で必要十分な栄養素が摂れていれば不要であり、まして食事そのものの代わりになるものではないということです。
「懐石料理」は「会席」と混同されがちですが、本来は、茶道の茶会の席で茶をいただく前に出される簡単な食事のことをいいます。「懐石」とは、禅宗の修行憎が、空腹と寒さを、温めた石(温石)を懐に入れてまぎらわしたことに由来し、空腹のまま茶を飲むより、さらに茶がおいしく飲めるようにと茶道の創始者・千利休が考案したといわれています。もともとは一汁三菜を基本とした「ちょっとだけ腹を満たす」質素な料理でしたが、のちに割烹や料亭で季節の素材を使った料理を「懐石料理」として出すようになり、現在では茶事で出す料理は「茶懐石」といって区別することが多いようです。「精進料理」は、もともとは仏教の寺院で食べる料理のこと。生きものを殺すことを禁じる仏教の教えにしたがい、魚介や肉類を使わずに、豆腐や穀類、野菜だけで作る料理です。身を清める意味で法事のときの食事にもなります。京都など昔から寺社の多いところでは精進料理や豆腐料理が発展しています。
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